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2025.05.19 19:45

2025年版『世界で最も稼いだアスリート』トップ10、大谷もランクイン

大谷翔平もランクイン(Robert Gauthier/Los Angeles Times via Getty Images)

大谷翔平もランクイン(Robert Gauthier/Los Angeles Times via Getty Images)

クリスティアーノ・ロナウドがサッカー界史上最高の選手であるかどうかは議論の余地があるだろうが、それでも彼は今年、2億7500万ドル(約400億円)という史上最高の収入を獲得し、合計で14億ドル(約2032億円)を稼ぎ出した10人のスーパーアスリートたちの中でも首位となった。

クリスティアーノ・ロナウドが「世界で最も稼いだアスリート」となったのは、今年で3年連続、そして通算では5度目である。しかし、この40歳のポルトガル人サッカー選手は、新たな高みに到達している。サウジアラビアのアル・ナスルFCでプレーした年俸と、プレー以外での各報酬(広告などへの出演料、記念品、ライセンス料など)を合計すると、この12カ月間でロナウドが手にした金額は、税金と代理人手数料を差し引いても2億7500万ドル(約400億円)にのぼると推定される。

この記録を上回るのは、2015年に3億ドル(約400億円)、2018年に2億8500万ドル(約414億円)を稼いだボクサーのフロイド・メイウェザーのみである。また、今年のランキングでは、ロナウドは2位をつけたステフィン・カリー(NBA、ゴールデンステイト・ウォリアーズ所属)に1億1900万ドル(約173億円)の差をつけている。

カリーが今年稼ぎ出した1億5600万ドル(約227億円)は、同じくバスケットボール選手のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ所属)が昨年記録した1億2820万ドル(約186億円)を上回り、バスケットボール界の最高記録を樹立したことも考慮すると、この差は特に印象的に写る。

今年のトップ10の中には、自己最高の1億3380万ドル(約194億円)を記録して6位にランクインしたジェームズを筆頭に、目を見張るような収入を稼ぎ出したアスリートが他にも多くいる。NFLのダラス・カウボーイズに所属するクォーターバック、ダック・プレスコット(4位、1億3700万ドル)とMLBのニューヨーク・メッツに所属する外野手、フアン・ソト(7位、1億1400万ドル)は、それぞれNFLとMLBの記録を塗り替えた。

今年のトップ10が稼ぎ出した収入の合計は14億ドル(約2032億円)で、昨年の13億8000万ドル(約2003億円)をわずかに上回り、フォーブスが1990年にアスリートの収入ランキングを開始して以来最大となった。また、トップ10の全員が1億ドル(約145億円)以上を稼いだのは、2024年に続いて今年が2度目である。実際、ボクシングのヘビー級チャンピオン、オレクサンドル・ウシク(1億100万ドル)とゴルファーのジョン・ラーム(1億ドル)は、1億ドルを超える収入を得たものの、このリストにランクインすることはできなかったのだ。

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翻訳=江津拓哉

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