テクノロジー

2022.01.02 08:00

365ドルで買える格安eスクーターを旅先のLAで使ってみた感想

Microgo M5 scooter(Photo by Ben Sin)

香港で暮らす筆者は、ロサンゼルスに住む家族を訪問するたびに、レンタカーを借りるべきかどうか迷う。滞在期間は数週間に及ぶため、レンタカー代は高額になるからだ。

ロサンゼルスではシェアリングエコノミーが普及し、市内はライム(Lime)などのスタートアップのレンタルのeスクーター(電動キックボード)で溢れている。しかし、eスクーターも15分間で約8ドルの費用が発生するため、レンタカーと同じく費用がかさんでしまう。

だからこそ、深センに本拠を置く「Microgo(マイクロゴー)」から最新のeスクーターのレビューを依頼されたとき、筆者は喜んで引き受けた。365ドル(約4万1000円)で販売される同社の最新モデルの「M5」は折りたたみ式で、重量が約16kgと比較的軽い。

最高時速は約30kmだが、1回の充電で約30kmしか走ることができず、フルスピードで走行した場合、1時間程度しかバッテリーがもたないため、終日利用する移動手段としては不十分だ。しかし、筆者の場合は近場の移動のみであり、Microgoのeスクーターは十分役立った。

M5は、折りたたむと長さが約42cm、高さが約33cmとコンパクトになるので、バスや電車に難なく持ち込むことができる。また、あらゆる車のトランクや後部座席にも収納できる。

本体の大部分はアルミニウム合金でできており、耐荷重は約100kgとなっている。筆者の場合、バックパックを背負うと制限ぎりぎりの重量になったが、350Wのブラシレスモーターによって問題なく最高速度で走行することができた。ただし、傾斜が20度以上の坂道では、本体を押して進む必要があった。

ハンドルバーの中央に設置された液晶画面には、バッテリー容量やスピードが表示される。デッキにはバッテリーが収納されているが、幅が約15cmあり、両足を並べて置くことができる。

欠点はタイヤが小さいこと


欠点を挙げるとすれば、プラスチックとゴムで作られたソリッドタイヤが8.5インチ(約22cm)とやや小さく、中に空気が入っていないため衝撃をあまり吸収しないことだ。一方で、ソリッドタイヤの利点は、パンクの心配がないことだ。

さらに、タイヤサイズが8.5インチと小さいため、より大きなサイズに比べて道路の段差に弱い。筆者は、香港でシャオミ製の12インチのeスクーターを利用しているが、M5に比べて急カーブを楽に曲がることができる。初心者はタイヤサイズがより大きいeスクーターを選ぶべきだろう。

M5とロサンゼルスで最も普及しているライムのeスクーターを比較すると、ライムのタイヤは空気入りでサイズが大きく、デッキも広い。一方、M5は持ち運びが便利で、アマゾンでは365ドルで購入できる。ロサンゼルスやサンフランシスコでeスクーターを日常的に利用している人であれば、費用は2〜3カ月で365ドルに達するだろう。

ドックレス型のシェアサイクルやeスクーターは、中国発祥のビジネスモデルであり、深圳の企業が業界の大手プレーヤーとなったことは、当然のことかもしれない。eスクーターののお陰で、滞在先の移動がより便利になるのは喜ばしいことだ。

編集=上田裕資

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