楽しい面もあるが、闇の面も大きいSNS。何度やめようと思っても、気がつけばまた見ちゃっている。そんな人は多いみたいだ。男女500人に聞いた「SNSをやめたいと思う瞬間ランキング」が発表された。
ライズ・スクウェアが運営する外国人人材紹介サイト「特定技能外国人の採用サポート」は、SNSを利用している10代から50代以上の男女500人を対象にSNSをやめたいと思う瞬間に関するアンケート調査を実施し、その結果をランキングで公開した。

1位は「幸せアピール投稿を見た」
いわゆるリア充を見せつけられて萎えるというやつだ。「自分が落ち込んでいるときに『お金持ちアピール』や『幸せアピール』などを見ると、精神的にやられてしまいます」(20代女性)など、痛いほどわかる意見が寄せられた。
2位は「時間が無駄だと感じた」
「ついついスマホでSNSを見てしまい、……やろうと思っていたことをやらずに終えてしまう日が増えていることに気がついたとき」(30代男性)など、これもよくわかる。
3位は「ネガティブ投稿を見た」
「人の愚痴がたくさん書いてあるとき」(20代女性)、「暗いニュースばかりが目について心が疲労していくとき」(30代男性)と、これも「幸せアピール」と同じぐらいモヤモヤが溜まる。
4位は「悪質な投稿を見た」、5位は「悪いコメントがついた」、同率6位は「炎上を見た」と「避けたい人に絡まれた」。これらも闇系の投稿によるものだ。どうしてそういうひねくれた見方しかできないんだろうと、人間不信に陥ってしまう。

調査では、SNSで不快に感じる投稿についても聞いている。ここでも「自慢」と「中傷」がツートップだ。また、SNSをやめられない理由の1位は、情報収集に役立つからというもの。そもそも善意にもとづいて作られたSNSだ。正しく使えば便利なツールであることは言うまでもない。

この調査の監修を担当した心理カウンセラーの服部希美氏は、「現代社会においてSNSは切っても切り離せない便利な存在」とし、まずは「SNSを見て辛くなっている自分」に気づくこと、そして「やめるか・続けるか」の二択ではなく、「どう付き合っていくか」を自分なりに考えていくことが大切だと話している。ネガティブな投稿は読まない、フィルターをかけるなどの自己防衛策が必要だろう。
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