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2025.06.26 11:00

人と自動車の関係を考えるLEXUSのインスタレーション

インスタレーション「A-Un」は、クリエイティブディレクターの野添剛士(SIX Inc.)とアートディレクターの 池澤樹(STUDEO)が制作を担当。巨大なスクリーンは、 およそ35kmにおよぶ竹の繊維を織り込んだ糸でつくられた。

インスタレーション「A-Un」は、クリエイティブディレクターの野添剛士(SIX Inc.)とアートディレクターの 池澤樹(STUDEO)が制作を担当。巨大なスクリーンは、 およそ35kmにおよぶ竹の繊維を織り込んだ糸でつくられた。

デザインの祭典である「ミラノデザインウィーク」に、LEXUSが初出展して20年を迎える。激動の時代を迎える自動車ブランドは、デザインを通じて我々に何を伝えたいのだろうか?


「自動車業界は急激に変化しており、新製品を提案することにも社会的な責任が伴う。そういうなかでLEXUSがミラノデザインウィーク(以下MDW)に出展するのなら、プロダクトから表現を正しく紐解かなければいけない。つまり製品を通じてコミュニケーションする。それが今年のインスタレーションを考えるうえで大切な要素でした」と語るのは、LEXUSデザイン部 部長の須賀厚一。

現代の自動車はデジタル化が進み、運転者とのつながりが希薄になりつつある。しかしLEXUSでは、人と共にソフトウェアが成長し、唯一無二の体験を提供することを考える。

近づいた来場者の心拍に呼応して映像が生成さ れ、1/fゆらぎの映像とあうんの呼吸でつながった瞬間に、 滝や竹林などの自然風景が一面に広がる。
近づいた来場者の心拍に呼応して映像が生成され、1/fゆらぎの映像とあうんの呼吸でつながった瞬間に、滝や竹林などの自然風景が一面に広がる。
会場には コンセプトカー「LF-ZC」も展示。ユーザーと自動車を つなぐデバイスとなるブラックバタフライが輝く。
会場にはコンセプトカー「LF-ZC」も展示。ユーザーと自動車をつなぐデバイスとなるブラックバタフライが輝く。

MDWでは、インスタレーションの体験を通してメッセージを表現することが目的。その中心にあるのが、LEXUSの次世代バッテリーEV(BEV)コンセプトの「LF-ZC」と新世代コクピット操作デバイスである「ブラックバタフライ」だ。

インスタレーションの「A-Un」は、ブラックバタフライの形をしたスクリーンの前の来場者の心拍数と雨など自然界からサンプリングされた不規則な動きである1/fゆらぎが融合し、あうんの呼吸でつながった瞬間に、自然風景が一面に広がる。

「安全に運転するためには、自動車と人間が直感的な対話ができることが大事。ブラックバタフライは、LEXUSの人間中心という考え方を具現化するコンセプト。デバイスそのものは、車を安全に運転するためのものですが、その先にどんな可能性があるかを探していくのです」と須賀。

国際デザインコンペティションであったLEXUS DESIGN AWARDを発展させるかたちで、今年から始まった”Discover Together”も、そのための試みとなる。

ノースイースタン大学が手がけた「Our Energy Nexus」。ブラックバタフラ イに手をかざして読み取った体温のエネルギーが星となり、人々がつくった星が画面を輝かせる
ノースイースタン大学が手がけた「Our Energy Nexus」。ブラックバタフライに手をかざして読み取った体温のエネルギーが星となり、人々がつくった星が画面を輝かせる。
バスキュールが制作した「Earthspective」。ブラックバタフライにつながるマイクでとらえた自分の声の波形を衛星として、宇宙空間に打ち上げる
バスキュールが制作した「Earthspective」。ブラックバタフライにつながるマイクでとらえた自分の声の波形を衛星として、宇宙空間に打ち上げる。
レクサスインハウスデザイナーが手がけた「Discover Your Butterfly」は、ブラックバタフライで読み取った顔のデータで生み出した蝶が画面内を飛び回る。他者がつくった蝶と交わり、表示がランダムに変化する
レクサスインハウスデザイナーが手がけた「Discover Your Butterfly(略称)」は、ブラックバタフライで読み取った顔のデータで生み出した蝶が画面内を飛び回る。他者がつくった蝶と交わり、表示がランダムに変化する。

「この難しい時代に未来を模索するなら、クリエイターの卵を発掘するのではなく、LEXUSの課題について一緒に考えたほうが、想像しない未来に出合えるかもしれない。思いがけない発見だけでなく、課題に取り組むことで自分がここまでできるという発見にもつながります」

日米3組のクリエイターが、ブラックバタフライをデバイスとした作品を発表。来場者はブラックバタフライに触れながらインタラクティブな体験を楽しんだ。

自動車は単なる移動手段ではない。ユーザーが豊かな時間を過ごすために、LEXUSは何をできるか? MDWはその可能性を探る場所なのだ。

LEXUS MILAN DESIGN WEEK 2025
https://lexus.jp/magazine/artdesign/milan-design-week/

LEXUS DISCOVER TOGETHER
https://lexus.jp/magazine/artdesign/discover-together/


すが・こういち◎レクサスデザイン部 部長。1988年トヨタ自動車に入社。海外経験を経て、2010年にLEXUSデザイン部へ。LS.RXなどのプロジェクトに参画。2018年より現職。

promoted by LEXUS / text and edited by Tetsuo Shinoda / photographs by LEXUS