2024.04.25 14:00

テスラが「より手頃な新型モデル」の生産計画を修正 一方で「モデルY」を再び値下げ

日下部博一
現在、テスラに乗る最も安価な方法のひとつにリースがある。毎月の支払額を低く抑えられるうえ、価値下落の影響を受けないからだ。

テスラの在庫ページに掲載されている新車のモデルY後輪駆動タイプは、価格4万940ドル(約634万円)だが、リースの場合、月々の支払いは337ドル(約5万2000円)になる(2024年4月21日現在。頭金4500ドルで、契約時に支払う初期費用と税金を含む金額が7407ドルの場合)。頭金なしを選択すると、月々の支払いは523ドル(約8万1000円)に増え、契約時支払額は2625ドル(約41万円)に下がる。

人気だが、より高額のロングレンジ・デュアルモーターAWDの販売価格は4万7990ドルで、リース料は月々468ドル(約7万3000円)になる(4月21日現在。頭金は2999ドル、契約時支払額は5898ドル)。頭金なしの場合、月々の支払いは569ドル(約8万8000円)、契約時支払額は2715ドル(約42万円)となる。

RWDもAWDも、上記価格は、年間走行距離が1万マイル(約1.6万km)というリース条件のものだ。年間走行距離が1万2000マイルの場合、月々の支払額は若干増加し、1万5000マイルではさらに増加する。

コスト重視の購入者には必ずしも重要ではないが、テスラは「フルセルフドライビング(FSD)」オプションの価格を、従来の1万2000ドル(約186万円)から4000ドル引き下げ、8000ドル(約124万円)とした。こちらのサブスクリプション料金も、月額199ドル(約3万800円)から99ドル(約1万5300円)に引き下げられた。

テスラのEVでFSDを利用すれば、ほとんどの場所でドライバーの介入を最小限に抑えた自律走行ができる。現在、他の自動車メーカーが提供している自動運転オプションのほとんどは、高速道路や限られた地域での走行のみが可能となっている。

なお、テスラは4月24日、日本でもモデルYとモデル3の価格を引き下げた。値下げ幅は一律30万円で、これによってモデルY RWDは従来の563万7000円から533万7000円に、モデルY ロングレンジAWDは651万9000円から621万9000円になっている(すべて消費税込み車両本体価格)。

forbes.com 原文

翻訳=ガリレオ

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