ライフスタイル

2024.04.21 13:00

Ride1Upの最新eバイクに試乗「見た目も性能も良くて価格は手頃」

安井克至
LMT’D V2は舗装路からオフロードまで対応できるオールラウンド型のeバイクであり、トラベル量100mmのサスペンションフォークと2ピストンの油圧ディスクブレーキを装備し、どんな地形の上でもバイクを制御できる。また、27.5x2.4インチのオールテレーンタイヤによって快適性も高められている。言い換えると、きちんと整備された自転車用道路でも未舗装の山道でも、問題なく快適な走りを楽しめるということだ。メーカーはこれを「ライダー・ファースト」、つまり乗り手のことを第一に考えた設計方針と呼んでいるが、まさにその表現がふさわしいと感じられる。

軽量合金製フレームのおかげもあり、重量は55ポンド(25kg)。フレームのカラーは、ステップオーバーとステップスルーのどちらも3色から選べる。モーターは95Nmのトルクを発生し、登り坂でもスムーズな加速に貢献する。他の多くのeバイクと同様、LMT’D V2もペダルアシストのレベルを5段階に切り替えられる。さらに親指で操作できるスロットルも備わるので、ペダルを漕がなくてもモーターの力で走ることができる。

LMT’D V2は公式には「クラス3」のeバイクに分類され、最高28mph(約45km/h)の速度までモーターによるペダルアシストを使った走行が可能であり、スロットル操作のみでも最高20mph(約32km/h)の速度で走行できる。これは十分な速さであり、比較的安全だ。ハンドルバーの左側に装備されたカラーディスプレイは明るくて晴れた日でも表示がよく見える。ヘッドライトもきちんと機能する。
LMT’D V2 (Ride1Up)

LMT’D V2 (Ride1Up)

結論:LMT’D V2は見た目もすてきで性能も良い。大柄で体重が重すぎる男性には合わないだろうが、それ以外の人には申し分のないeバイクになるはずだ。ハンドルバーの感触はすばらしく、シートは私が最近乗った他のeバイクより快適だ。本当に乗るのが気持ち良くてとても楽しい。もしあなたが初めてのeバイクを探していて、しかしあまり予算がないというのなら、LMT’D V2はすばらしい最初の1台になるだろう。もしあなたがすでにeバイクを所有しており、それがもともと3000ドル(約46万円)ほどの製品であったなら、LMT’D V2に買い換えればうれしい驚きが感じられるかもしれない。

LMT’D V2は米国では1595ドル(約25万円)で販売されており、間違いなく払った金額分の価値が得られるはずだ。特に、私が最近レビューしたいくつかのもっと高価なモデルと比べると、お買い得感は高い。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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