2024.04.20

ハネムーンに最適な島ランキング、上位をアジアが独占

Shutterstock.com

ハネムーンに最もふさわしい島はインドネシアのバリ──。米旅行保険会社InsureMyTrip(インシュアマイトリップ)が最近実施した調査では、バリのほか、アジアの7つの島がトップ10にランクインしている。

調査はハネムーンに最適な71の島をランキング化。評価基準はホテルの平均宿泊費、砂浜やスパの質、ロマンチックな観光名所の数などとなる。

「バリの魅力は美しい景観だけでなく、かなりお得感があるところ」とインシュアマイトリップのマーケティングディレクター、サラ・ウェーバーはいう。「2000を超えるロマンチックな観光名所に息をのむほど美しい砂浜、手頃な値段の美味しい食事が揃っており、1位になったのは当然。ハネムーン客はバリでたくさんお金をかけずに夢のような旅ができる」

だが、バリや他の島へのハネムーン旅行を考えている、あるいは計画しているカップルは米国務省の渡航に関する警告に注意を払った方がいい。

同省によると、昨年「インドネシア、特にバリで深刻な暴力犯罪に巻き込まれた」 米国人ががいたという。「主に都市部や観光地のクラブやナイトスポットで飲み物への薬物混入や中毒、観光客やインドネシア人が深刻な健康被害を受けた。死亡したケースもあった。また、メタノール入りの酒で死亡したり重体に陥ったりする被害も発生している」としている。

トップ10でアジア以外の島は、ドミニカ共和国とイタリアのシチリア島だけだった。

スリランカは、国務省が「暴動とテロが発生していることから、一層注意を払うよう」警告しているにもかかわらず、2位にランクインしている。国務省はスリランカを訪問する国民に、「たとえ平和的な集会であっても、ほぼ何の前触れもなく暴力的なものになる可能性のあるものには一切参加しないよう」注意を促している。

「旅行先の検討では、安全は常に真っ先に考慮される」とウェーバーはいう。「スリランカへの渡航では一層注意するよう国務省は勧告しているが、渡航の再考や中止を勧めるまでには至っていない」と指摘する。

スリランカはハネムーン先として高い評価を得ている。その理由について、ウェーバーは「とても美しい熱帯の砂浜、温暖な気候、そしてどこにも引けを取らない価値」があるからだと説明。「スリランカのホテルの平均宿泊料金(191.04ドル=約2万9000円)は調査平均より約200ドル安い。だが安いからといって質が悪いわけではない。スリランカのレストランや砂浜、スパは高評価だ」と話す。

タイからは4つの島がトップ10にランクインしており、島を渡り歩くのに理想的な国だとウェーバーはいう。タイの島の中で最も評価が高いのはプーケット。自然の美しさや綺麗な砂浜、すばらしいレストランを楽しむことができ、ホテルの料金は財布に優しい。

インシュアマイトリップが選ぶハネムーンに最適な島トップ10は以下のとおりだ。

1. バリ(インドネシア)
2. スリランカ
3. プーケット(タイ)
4. ロンボク(インドネシア)
5. ランタ(タイ)
6)サムイ(タイ)
7. パラワン(フィリピン)
8. ドミニカ共和国
9. シチリア(イタリア)
10. ピピ(タイ)

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事