『ホグワーツ』続編はライブゲームに? 直近の失敗にも学ばないワーナー

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米メディア大手ワーナー・ブラザース(WB)の経営陣はこの1年間、自社製ゲームソフトの状況に注意を払ってこなかったようだ。ゲームに関する新しいコメントを出すたびに、今後リリースするソフトは売り切り型ではなく、継続的な利益を生み出すライブサービス型にすべきだという考えを何度も繰り返してきた。

そして今度は、現実とは逆の方向に積極的に進もうとしているようだ。WBのゲーム事業を率いるJB・ペレットは、米金融大手モルガン・スタンレーのイベントで今後の戦略について語った際、1年で2000万本を売り上げて『Call of Duty』新作をも打ち負かした売り切り型のシングルプレイ専用ソフト『ホグワーツ・レガシー』の驚異的な成功について、再現できる「保証がない」と一蹴。ゲーム市場は「不安定」であるため、『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』は今のところ不調に終わていると指摘した。『スーサイド・スクワッド』はライブサービス型ゲームとしてリリースされたが、売れ行きは芳しくなく、プレイヤーが減り続けている

にもかかわらず、WBはどういうわけか、ライブサービスをさらに追求するというのだ。これが他の会社なら理解できるかもしれないが、『ホグワーツ・レガシー』と『スーサイド・スクワッド』をリリースしたばかりのWBが、両作から何も学ばずに、流行に乗って成功率が極端に低いライブサービスゲームで一攫千金を狙おうとしていることに、投資家は唖然とするに違いない。

ペレットは続けて、『ホグワーツ・レガシー』や『ハリー・ポッター』関連の新作ゲーム構想を示したのだが、ここまで書けば、皆さんにもその内容は予想できるだろう。ペレットはこう語った。

「売り切り型のコンソール向けゲームをリリースするのではなく、例えば『ホグワーツ・レガシー』や『ハリー・ポッター』を使い、人々が継続的にその世界の中で生活や仕事、建築、遊ぶことができるライブサービスゲームを開発するには、どうすればいいのか?」
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翻訳・編集=遠藤宗生

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