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2024.02.26 11:00

「Gmailが8月1日に終了」は悪質なデマ、ただしGoogle Payは一部終了

安井克至
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この種の投稿をちょっとした楽しみだと考える人もいるかもしれないが、こうした誤情報はユーザーに不必要な心配をさせる原因になり、さらにはフィッシングメールにつながる可能性もある。グーグル自身もXで応答し「Gmailはなくなりません」というメッセージを投稿した。
グーグルはGmailの終了を否定するツイートを発信した(X)

グーグルはGmailの終了を否定するツイートを発信した(Xのスクリーンショット)

Gmail終了のニュースはデマだったが、グーグルは、少なくとも一部のユーザーにとっては人気のあるサービスを終了する計画を発表した。

Google Payグループのプロダクトマネージャーであるジョリス・ヴァン・メンズは、一部のユーザーに対して2024年6月4日で同サービスが終了を発表した。サービス終了は、米国でGoogle Payアプリを利用しているユーザーに影響する。

Google Payアプリは世界180カ国で使用され、10億回以上ダウンロードされているが、影響を受けるユーザーの数は不明だ。ただし発表では「インドとシンガポールでGoogle Payアプリを使っている数百万のユーザー」は引き続き使用できるという。

米国ユーザーに関してヴァン・メンズは「もっともよく理由されている機能(タップして店で支払うおよび決済方法の管理)はGoogleウォレットから直接利用することが可能であり、米国ではGoogleウォレットの方がGoogle Payアプリよりも5倍多く使われている」と説明している。

サービス終了の影響を受けるユーザーは、6月4日以降もGoogle Payアカウントの閲覧と銀行口座への送金が引き続き可能だが、米国バージョンのGoogle Payアプリを通じて送金、要求、受け取りを行うことはできなくなる。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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