『パルワールド』プレイヤー数、1カ月で84%減るも高水準を維持

安井克至
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加えて、Xboxでのプレイヤーもいる。累計プレイヤー数は、Steamで1500万人、サブスクリプションサービスの「Game Pass」で同作をプレイできるXboxでは1000万人に達した。ただ、同作にはマイクロトランザクションがないため、Xboxのプレイヤー数がいくら増えようとも、開発元のポケットペアはマイクロソフトから最初に受け取った金額以上の追加収入は得られない。しかし、Steam版ソフトが1500万本売れたということは、1本の価格を30ドル(日本向け価格は3400円)として単純計算すると4億5000万ドル(約680億円)の収入が生まれたことになる。比較的経験が浅く、わずか数十人で構成される開発チームが、たったの1カ月でこれほどの売り上げを達成したのだ。今後どうなろうと、同作は今年最大級の成功を収めたゲームであることには変わりない。

『パルワールド』の次回アップデートは主にチート対策に焦点を当てたものになるが、ポケットペアは今後、エンドコンテンツとなるレイドボスやPvPの実装や、新たなパルとギアの追加を行うと予告。しかし、その具体的な実装スケジュールは公表していない。本作は「ライブサービス」型ゲームではあるものの、シーズンやバトルパス、マイクロトランザクションを備えた従来型ライブサービスではない。だがポケットペアは今後、本格的なライブサービス化の魅力に抗えるだろうか?

他のゲームで見られるようなシーズンや拡張パックはなかったとしても、新しいコンテンツの配信により人気を再燃させられるかが気になるところだ。しかし現時点で言えるのは、同作が発売直後に極めて多くのプレイヤーを集めたため、その数が急減した今も全体的に見れば異例の人気を保っているということだ。
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forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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