『パルワールド』の大きなイライラを解消する裏技設定

安井克至

ポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』(c)Pocketpair

大ヒットを飛ばしているポケットペアの新作ゲーム『Palworld / パルワールド』は現在、早期アクセス段階にあり、数多くの問題を抱えているが、その中でもゲームプレイを継続的に損なう点で際立っているものがある。それは、プレイヤー拠点への絶え間ない襲撃だ。

拠点襲撃イベントは今のところ、バランスなどがまったくうまく機能しておらず、拠点防衛は単なる「負担」となっている。防衛に成功しても実利的なメリットはなく、ただ被害が軽減できるだけだ。だが実は、この拠点襲撃イベントを、ワールド設定画面からオフにできることをご存じだっただろうか? 現在の仕様が抱える多くの問題点が修正されるまで、この設定をオフにしておくことを私はお勧めする。拠点襲撃イベントには現状として、次のような問題がある。

・襲撃してくる敵の強さは、パルのレベルではなくプレイヤーのレベルによって決まる。野生のパルを捕獲することで大きな経験値を得られるのはプレイヤーだけなので、パルのレベルはプレイヤーより低い場合が多い。つまり、自分がレベル40の場合、手持ちのパルのレベルは35~39だが、拠点を襲ってくる敵のレベルは41~42だ。加えて、拠点に配置しているパルのレベルはまちまちで、多くの場合、プレイヤーよりはるかに低い。そのため、敵の襲撃によってパルがほぼ全滅することがよくある

・襲撃してきた人間やパルが火を使った攻撃をするタイプの場合、拠点の建築物の一部分に火がついただけでも、建物全体が焼失してしまう可能性がある

・高価な建築物が破壊され、建設にかかった素材をすべて失ってしまう

・プレイヤーもパルとともに拠点を防衛するため貴重な弾薬を大量に使うことになるが、その見返りは少量の金貨とランダムな弾薬、敵のパルが落とす素材のみだ。拠点襲撃はこのゲームでもっとも厳しい戦いとなることもあるが、防衛に成功してもプレイヤー、手持ちのパル、拠点のパルはXPをもらえない

・パルのAIも相変わらず問題だ。防衛のために設置型マシンガンを作ったのに、警鐘を鳴らしてもパルはそれを使おうとせず、設置した意味がない
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翻訳・編集=遠藤宗生

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