仕事で意見を発信し、他者に認知してもらう5つの方法

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筆者は、あるオペレーションマネジャーから次のような質問を受けた。

「私は仕事が大好きですが、壮大なアイデアが議論されている場では不安になるか、萎縮してしまいます。私の役割は重要ですが、仕事は舞台裏で行われ、大きな売り上げを生むアイデアを出す必要はあまりありません。どちらかというと、コスト削減のアイデアの方でしょう。これが長期的な影響を生むことになるか、その場合どのような影響があるかと時々考えます」

仕事が好きな人からの話を聞くのは新鮮だ。このオペレーションマネジャーが自分のキャリアに慢心せず、会議で自分が発言していないことを意識していることも良いことだ。職責が裏方のものでも、自分の存在を他者に見てもらうことが重要となる。

人に認知されていれば、昇給や業績賞与、(特にこうした不安定な時期には)人員削減の決断が下される際に適切に考慮してもらえる。管理職になることが目標なら、社内会議や顧客向け会議、業者との交渉や業界イベントなど、人前で話すことはどちらかというと仕事のルーティンになる。

キャリアの潜在性を最大化するため、楽に人前に出られるようにし認知度を上げる方法は次の通りだ。

1. 仕事外で練習する


人前で話すことに居心地の悪さを感じる場合、その後毎日顔を合わせる同僚や、会社であなたの運命を左右する上司やその他の意思決定者の前でデビューするプレッシャーを加える必要はない。その代わり、仕事の外で練習する方法を見つけよう。

読書クラブに入って毎回集まりに参加したり、関心がある分野でボランティアをして安全地帯から一歩踏み出させてくれるような役割を選んだりしよう。資金集めの役割では、多くの人と話して頼み事をすることが必要となり、人前に出て自分の主張を述べる練習の機会を多く与えてくれる。

2. 少ない人の前で練習を始める


職場でも人前で話す準備ができたら、よりなじみがある人で構成された小規模な聴衆の前で話すことから始めよう。上司に1対1でアイデアを提案することは、チーム会議で発信する最初のステップになる。

チーム会議で話すことは、機能横断的な会議で意見を述べる前のステップになるかもしれない。最後には、パネリストをまとめる司会として会社のタウンホールミーティングに関わったり、経営者会議でプレゼンを行ったりする方法もある。
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翻訳・編集=出田静

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