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2022.09.22 17:00

「世界最年少のビリオネア」に韓国Nexon創業者の18歳の娘が浮上

T. Schneider / Shutterstock.com

今年2月に54歳で亡くなった韓国のゲーム会社ネクソン(Nexon)創業者の故キム・ジョンジュの18歳の娘のキム・ジョンユンが、株式の相続によって世界で最も若いビリオネアになった。

当局への提出書類によると、ジョンユンと姉のジョンミンは、父親の個人の持ち株会社のNXCの株式をそれぞれ30.78%ずつ相続した。NXCはネクソンの約48%を保有する筆頭株主だ。姉妹の相続後の持ち株の価値は、それぞれ25億ドル相当となる。韓国は世界で最も高い相続税を課す国の一つとして知られ、フォーブスは、相続税(15億ドル)を差し引いた2人の保有資産をそれぞれ10億ドル(約1440億円)と推定した。

故人のキム・ジョンジュの妻のユ・ジョンヒョンは、夫からNXCの株式4.57%を受け継いだ。現在53歳のユは、ジョンジュが1994年にネクソンを立ち上げるのを助け、現在もNXCの34%の株式を保有している。彼女は今年、フォーブスの「韓国の富豪50人リスト」に保有資産30億ドルで初登場した。

ジョンジュの家族についてはあまり知られていないが、ジョンミンが2002年、ジョンユンが2004年に生まれたことは広く報じられた。18歳のジョンユンは、世界最年少のビリオネアになった。

これまでこの地位にあったのは、今月20歳になったドイツのケビン・デビッド・レーマン(Kevin David Lehmann)だった。彼の父のグエンター・レーマン(Guenther Lehmann)は、息子が14歳の時にドイツのドラッグストアチェーン「ドロジェリー・マルクト」の株式を譲渡した。

ネクソン創業者のジョンジュは、メディアに出ないことで有名だった。ネクソンは本社を東京に置いているが、彼はNXCを済州島で設立した。ジョンジュは2006年に経営から退き、慈善事業などに専念していた。彼は生前、製薬業界の富豪のソ・ジョンジン、サムスンのジェイ・Y・リーに次ぐ韓国第3位の富豪で、保有資産は109億ドルだった。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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