ビジネス

2021.04.04 07:00

別荘向けマーケットプレイスのパカーソ、最速でユニコーン企業に


パカーソは現在12地域で事業を行っているが、新規調達した資金を活用して成長を加速すべく、物件を取り扱う地域を今後8カ月間でさらに拡大する計画だ。パカーソは、所有権の販売時には価格の12%相当の手数料を課し、その後も各オーナーから月額100ドルの料金を徴収している。

同社のビジネスモデルは、これまでリゾート物件の部分所有権を販売してきた既存のタイムシェア企業とは違う、とアリソンは指摘する。「これ(パカーソのビジネスモデル)は、これまでも親しい人たちのあいだで常に行われてきた共同所有に最も近い(中略)。友人や親戚が数人集まって、1件の家を共同で所有するといった形態が、これにあたる」

アリソンはさらに、パカーソがターゲットとする不動産資産は、タイムシェアモデルとは異なるクラスに属するもので、複数のサービスも提供していると付け加えた。

「当社は多くの案件で、LLC(個々の物件を運営する有限責任会社)の設立から、物件探し、さらには共同所有を希望するオーナーグループのとりまとめまで、すべての業務を担う」とアリソンは語る。「当社はまた、管理業務についても、細かい点まできちんとフォローしている。すべての請求書の支払い、清掃スタッフの手配、修理の必要が発生した際の業者の手配なども当社の業務だ」

新型コロナウイルスの感染拡大によって、セカンドハウスの需要は急増している。特に都市の住民のあいだで、より広い居住スペースが欲しいとのニーズが高まっている。ウィリアム・レイビス・モーゲージ(William Raveis Mortgage)で住宅ローン担当のエクゼクティブ・バンカーを務めるメリッサ・コーン(Melissa Cohn)は、「価格は高騰している」と指摘する。

「ハンプトンズ(ニューヨーク郊外にある全米屈指の高級住宅街)やフロリダ州などの地域では、特に需要が爆発的に増加しており、多くの物件は市場に出ると即日で買い手がつき、複数の申込があるほどだ」

翻訳=長谷睦/ガリレオ

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