米独立系レーベル社長が語る「音楽業界でサバイブする方法」


弱小レーベルにも成功のチャンスはある

418 Musicの初めてのヒット曲となったSted-E, Hybrid Heights & Crystal Watersの「Synergy」(2015年)も、ストーンブリッジとのコラボレーションから生まれた曲だ。

それ以降、418 MusicはCrystal Waters ft. Sted-E & Hybrid Heightsの「Believe」(2016年)、Scotty Boy & Lizzie Curiousの「You’re Not Alone」(2017年)、「Shine Your Love」(2018年)と、1年に1曲のペースで大ヒットを生み出してきた。2019年に入ってからは、Bleonaの「I Don’t Need Your Love」がビルボードのダンス/クラブソングチャートの1位を飾った。

その一方で、Zhu & Krista Richardsの「Can’t Be Stopped」(2013年)のように、リリース直後はそれほど話題にならなかったが、後にアーティストが有名になり、スポティファイで130万回再生された曲もある。Caporaleはこの曲が、レーベルがブレークするきっかけを作ったと考えている。

Caporaleは現在もDJ活動を続けており、全米100以上のラジオ局に配信される「Remix Top 30 w/ Hollywood Hamilton」のリミキサーなどを務める。しかし最優先するのは418 Musicの運営だ。

「今は25人のアーティストを抱えていて、2019年最初の四半期に30曲をリリースする予定がある。昨年以上のペースだ」とCaporaleは意気込む。Caporaleはまた、インディーレーベルが長続きしないというのは迷信だと語る。

「アルマダ・ミュージック(多数のEDMのDJを擁するオランダのレーベル)やスピニン・レコード(アフロジャックやカルヴィン・ハリスなどを擁するオランダのレーベル)も最初は我々のような小さなレーベルだったんだ」

編集=海田恭子

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