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2018.08.01 07:00

セリエAが中国企業を提訴、TV放映料50億円が未払い

Photo by Isabella Bonotto/Anadolu Agency/Getty Images

イタリアのプロサッカーリーグ「セリエA」が、メディアエージェンシー「MP & Silva」に対し、約4400万ドル(約49億円)のテレビ放映権の支払いを求める訴訟を起こした。

スポーツメディア「SportsBusiness International」は次のように報じている。

「セリエAはMP & Silva に対し、3800万ユーロ(約4400万ドル)の未払金の支払いを求める訴訟をミラノの裁判所で起こした。セリエAはまた、各国の放送局に対しMP & Silvaへの支払いを停止するようも求めている。今後の全ての放映権料はセリエAに直接支払われるべきだというのが、彼らの主張だ」

MP & Silvaはイタリアの実業家のAndrea RadrizzaniとRiccardo Silvaらによって設立されたが、約2年前に中国の証券会社「Everbright Securities」とインターネット関連の「Beijing Baofeng Technology」に買収されていた。

Everbrightは同社の主張によると黒字を生んでおり、今年5月に格付け企業のムーディーズは同社の格付けをステーブルからポジティブに引き上げていた。しかし、Everbrightの株価は今年に入り20%下落。Baofengの株価も下落が続いている。

SBIも約2週間前のレポートで、MP & Silvaがイギリスのプレミアリーグや欧州ハンドボール連盟などへの支払いを遅延させていると述べていた。MP & Silvaは国際サッカー連盟(FIFA)との間にも、2018年と2022年のワールドカップのアドバイザリー契約に関する調停を抱えている。

ブルームバーグの報道によると、セリエAを昨年買収した中国人投資家の李勇鴻(Yonghong Li)は先日、ヘッジファンド「エリオット」への累積債務を払いきれず、セリエAの支配権はエリオットが握ることになったという。その翌日、Riccardo SilvaはMP & Silvaを離れ、ACミランの投資家の一人になったという。

編集=上田裕資

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