ビジネス

2017.08.28 10:00

米ダンキンブランズ、どこでも受取可能なデリバリーを拡大

Lyashenko Egor / shutterstock.com

ショッピングモールの来店客数が伸び悩み、レストラン運営企業は商業施設に入居する店舗を含めた客足の確保に苦慮している。こうしたなか、米ダンキンブランズ・グループは成長の主な推進力の一つとして、買い物の「便利さ」の向上を掲げている。

7月末に行った今年第2四半期の業績発表で同社は、これを実現するため注文や決済の方法、宅配の方法を多様化する方針を明らかにした。

購入方法の利便性の向上については、ドライブスルーの導入拡大に重点を置く。年内に米国内の店舗のうち85%で、車を降りずに購入することを可能にする計画だ。これにより、特に持ち帰りの飲料の販売強化を狙う。2012年の時点では、この販売方式の実施店舗は全体の70%だった。

同社はまた、モバイル注文とロイヤリティー・プログラムの「DDパークス」を通じて収集した顧客データを活用し、同社店舗における顧客の体験をより一層便利なものとし、客足の増加を実現させたい考えだ。

便利に買えれば顧客は増える?

ダンキンブランズは利用客にとっての利便性とサービスの柔軟性を向上させることで、同業他社との競争における優位性を向上させたいと考えている。

このために同社は、全てのフランチャイズ店で受け付けた注文に対する「カーブサイド・デリバリー(建物ではなく指定された屋外の場所での商品の引き渡し)」の受け付けを開始した。これにより、車で移動中の人でもデリバリーを依頼することができる。また、フードデリバリー・サービスのドアダッシュ(Door Dash)と提携。ウェブサイトを通じて受け付けたケータリング・サービスも試験的に開始した。

また、利用者に便利なサービスを提供するにあたって特にその鍵を握るのは、モバイル注文システムだ。モバイル注文のプラットフォームにロイヤルティー・プログラムをリンクさせたことで、加入者は増加が続いているという。

2017年第2四半期(4~6月期)には同プログラムの新規加入者は50万人に上り、全体の加入者数は700万人に達した。効果的なテクノロジーの活用によって、忠実な顧客ベースは拡大を続けている。

編集=木内涼子

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