「買うべきではない車」新型10モデル、今年も複数調査から決定

フォード・エクスペディション photo by Anadolu Agency / gettyimages

最近の新車の中から、機械的な面で評価が低いものを見つけることはますます難しくなっている。消費者のレビューなどで問題視されるのは、車そのものではなく使いづらくて混乱するインフォテインメント・システムや、難しいスマートフォンとのペアリングなどだ。

最も平凡で人気のない車でも、10~20年前のモデルに比べれば、パフォーマンスは向上し、寿命は延び、数多くの機能を搭載するようになっている。

ただし、それでも新たに車を買おうとする人にお勧めできないと思えるものはある。そこで筆者は同僚たちとともに1週間をかけて2017年モデルの乗用車、クロスオーバー、トラックの新車の試験運転を行い、データを収集。

さらに、消費者団体コンシューマーズ・ユニオンの「コンシューマー・リポート」と調査会社J.D.パワーの所有者の満足度に関する調査データ、その他の信頼に足るデータ、各モデルの再販価値に基づき、今年の「買わない方が良い最新モデル」を割り出した。

その10モデルのうち、4モデルはフィアットクライスラーが占めた。ただし、このうち3モデルは、次のモデルイヤー以降の生産終了が決定している。また、日産のフロンティアは、現在米国で販売されている中では「最古」のピックアップトラックだ。

リストに入ったこれらのモデルに明るい話があるとすれば、再販価値は低くなる一方、中古車市場ではその「手頃さ」がかえって人気の理由になり得るという点だろう。

今年の「買うべきではない車」リストに挙げた10モデルは以下のとおりだ。

・クライスラー / 200
・フィアット / 500L
・ダッジ / グランドキャラバン
・ジープ / パトリオット
・フォード / エクスペディション
・リンカーン / ナビゲーター
・三菱 / i-MiEV(アイミーブ)
・三菱 / ミラージュ
・日産 / フロンティア
・スマート / フォーツー

編集=木内涼子

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