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2016.07.12 09:00

株価628%上昇の中国トラック・メーカー、会長の資産が20億ドル超に

nitinut380 / Shutterstock.com

コンサルティング大手プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の報告書によると、世界最大の自動車市場である中国は今年、世界のIPO市場を主導することになる可能性がある。

6月15日に上海証券取引所への上場を果たした中国の小型トラック・メーカー、重慶小康工業集団(Chongqing Sokon Industry Group)の張興海(Zhang Xinghai)会長(52)の保有資産は先ごろ、20億ドル(約2,014億円)に達した。上場以来、同社の株価が続騰していることを受けたものだ。

同社の株価は今月8日には、18日連続のストップ高となった。同日の終値は42.31元(約645円)で、発行価格の5.81 元から628%の上昇となっている。

生産規模の拡大を目指す同社は先月、上場に伴い1億4250万株の新株を発行、8億2,800万元(約126億2,140万円)を調達した。同社の株価収益率は現在、80倍を上回っている。

昨年の同社の売上高は106億元、純利益は3億8,880万元で、それぞれ前年比12%、15.6%の増加を記録した。今年1月には、同社は米国に子会社のSFモーターズ(SF Motors Inc.)を設立している。

張会長が兄弟二人と共に自動車業界に進出したのは2001年。3人は2007年に、重慶小康集団の前身となる会社を創業した。また、重慶小康工業集団の株式は張会長と妻が合わせて37%を保有している。ただ、妻は同社の事業には関わっていなrusseい。

世界各中で最も“富豪”が多い国は米国だが、中国は現在、同国に次いで2番目に富豪が多い国となっている。

編集=木内涼子

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