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2016.07.11 07:00

韓国ネイバー創業者 LINE上場控え資産10億ドルに返り咲き

Sungjin Kim / gettyimages

韓国最大手の検索エンジン、ネイバー(NAVER)の共同創業者であるイ・ヘジン(49)が2年ぶりに資産10億ドル以上のビリオネアランキングに返り咲いた。同社の株価は7月6日に2.5%近く上昇し、74万5,000ウォン(約6万5,000円)となった。イは同社の株式の5%近くを保有しており、フォーブス・アジアの試算によると6日時点の資産総額は10億3,000万ドル(約1,042億円)に達した。

ネイバーは4日、傘下のLINEの上場の仮条件を2,900~3,300円に引き上げると発表した。投資家の需要の強さと市場動向を見ての判断だという。LINEはニューヨーク証券取引所で現地時間14日に、東京証券取引所で15日に上場を予定している。イギリスのEU離脱により世界中のマーケットが不安定となる中、LINEは11億2,000万ドル(約1,133億円)を調達すると見込まれており、2016年最大のテック系IPOとなる可能性を秘めている。

LINEは月間2億1800万人のアクティブユーザーを抱え、そのうち6000万人が日本人だと伝えられている。ネイバーはLINEの株式を上場後も8割ほど持ち続けるとされている。

ネイバーは2015年9月にサービスを開始した動画メッセージアプリ「スノー(SNOW)」も人気となっている。スノーはスナップチャットに似たアプリで、アジア圏のユーザーをターゲットにしたステッカーやフィルターを多数用意。今年5月に2,200万ダウンロードを突破した。日本やアジア諸国で特に人気で、スナップチャットが禁止されている中国でも人気が急上昇している。

編集=上田裕資

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